活動内容

 

    尾崎行雄記念財団 理事・事務局長 として

 

 

当財団は、憲政の父・尾崎行雄の理念を基に、より良き民主政治と世界平和の実現に寄与することを目的として1956年に設立されました。

 

当財団事務所は、国会議事堂の正面向かい側(国会前庭の中)にある憲政記念館(旧尾崎記念会館)の1階にあります。設立以来、「有権者啓発」「人材育成」「政策研究」に関する各種事業を行っています。

 

当財団は、超党派の組織で、独立した民間の公益団体です。国や自治体からの委託事業(補助金)も一切受けておらず、独自の事業を展開しています。主な財源は、市民有志による賛助会費や寄付、そして講演会などの参加費です。 (当財団の会長には、時の衆議院議長が就任することとなっています。)

 

財団の活動としては、機関誌『世界と議会』の発行、「記念講演会」の開催、リーダーの育成を目的とした「咢堂塾」の開催、異業種・多分野の研究交流を目的とした「政経懇話会」の開催、などがあります。


私は、そこで、編集や各事業の企画運営をしています。これらの活動は、「考える機会」と「議論する場」を提供するものです。特定の思想や政策を推し進める運動ではありません。私としては、参加者の皆様に、様々な情報や主張に触れていただき、そのなかで共に考え、議論しながら、自らの新たな意見・判断基準を育んでいただければと思っています。それを積み重ねながら、参加者同士が縁を深め、ネットワークを拡大していくことが、政治・社会における「民主主義の成熟」に繋がると考えています。


→ 尾崎行雄記念財団 公式サイト

 

 

 

 NPO法人 INPS Japan 理事 として

 

 

International Press Syndicate(INPS)メディアグループの日本支局として、IDN(InDepthNews)及びINPSの提携メディアの日本語版ニュースを配信しています。

 

コマーシャリズムに左右されない報道、世界の「声なき声」、国連・市民社会の動向を伝えることを基本方針としています。特に、地域紛争・核軍縮・地球環境・貧困飢餓・人種差別など、グローバルイシューに関する分析記事が多数掲載されていて、国連やNGO、また各国の政策決定者の多くに読まれています。

 

私たちは、日々の暮らしのなかで様々な情報に接しますが、その情報のほとんどが、なんらかのメディア(テレビ、新聞、雑誌、インターネット等)を通じ伝えられるものです。内外の政治・経済・社会・文化等々、そこで得た情報をもとに、様な判断をし、行動をしています。

 

メディアの影響は大きく、その役割はとても重大です。しかし、すべての情報が正確で公正なものとは限りません。既存のメディアも様々な構造的問題を抱えています。そこで重要になるのが、私たち市民の側の「メディア・リテラシー」(情報に対する理解・判断能力)です。

 

単に、情報の中身だけでなく、それを伝えているメディアの性質なども考慮する必要があります。INPS Japan の情報ががすべて完璧だというつもりはありません。ぜひ、他のメディアと比較して、皆さんの目で確かめてみてください。私たちの配信する情報は、一見地味だったり、テーマによっては、複雑で分かりにくいものもあります。中には、見るに堪えない残酷な記事もあります。でもそれが、世界の「声なき声」=現実なのです。ちなみに、私も時々、記事を書いています。

 

→ NPO法人 INPS Japan 公式サイト

 

 

 

 

 

       NPO法人 一冊の会 

 

 

この「一冊の会」は、もともと1965年に、現会長の大槻明子さんが中心となって浴風会へ「手作りオムツ」の寄贈を始めたのをきっかけに、2年後の1967年、ボランティア団体として発足しました。そして、「読み聞かせ・親子一体の輪読リレー(おもに人権・平和・女性に関する本の輪読)」と、年間一人一冊の献本運動を開始。その後、国内はもとより、世界各国への贈本運動を展開し、今では全国1500人の輪に広がっています。

 

さらに、2002年、この「一冊の会」を母体に、国連女性開発基金・地域等委員会「ユニフェムさくら」(現在の、国連女性機関「UN Womenさくら」)を設立。草の根ネットワークで、開発途上国の女性のための活動や男女共同参画社会実現に向けた活動、また、ドメスティック・バイオレンス(DV)撲滅、核兵器廃絶、被災地支援に向けた活動に力を注いでいます。

 

今から十数年前、相馬雪香さんが同会の役員に就任したことから、私も、しばしば同会のイベントや会合に出席するようになり、今では、同会の諸活動に関わっています。この会の特徴は、年齢、性別、職業、思想、宗教、国籍など一切問わず、この社会と世界に貢献したいという純粋な思いを持った人たちが集まり、自分たちにできることから行動しているという点です。

 

まさに、相馬雪香さんの生き方・行動力を彷彿させます。開発途上国の子供たちに文房具や本や楽器を贈ったり、夢や希望を与えるための交流活動をしたり…。さらには、DV撲滅キャンペーン、内外に向けた「平和・人権・女性」をテーマにした啓発講義のインターネット配信など、その活動幅は年々広がりを見せ、とどまるところを知りません。

 

素晴らしい人たちと巡り合えて、意義ある活動を共にできる喜びをいつも噛みしめています。

 

→ NPO法人一冊の会 公式フェイスブック